管理栄養士による無料食事相談を行っています。
こんにちは、リーフ歯科クリニック管理栄養士の髙田です。
『歯科医院になぜ栄養士?』と疑問を抱かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は歯をなくす原因の約8割を占める虫歯と歯周病は食習慣や食生活、間食の食べ方などに深く関係しているのです。
「むし歯」は、口の中にいる一部の細菌が食べ物や飲み物の中に含まれる糖質をエサにつくり出した酸によって歯を溶かしてしまう結果おこる病気です。むし歯ができる要因として、むし歯菌、糖分、歯の質、時間などが関係しています。
「歯周病」は、歯と歯ぐきの境目に歯垢(プラーク)・歯石がたまると、その中にいる歯周病菌が歯ぐきに炎症を引きおこす病気です。歯周病になる要因として細菌因子(歯周病菌をかかえこむ歯垢(プラーク)が問題)、環境因子(喫煙、ストレス、不規則な生活などの生活習慣)、生体因子(老化、遺伝、糖尿病、肥満、骨粗しょう症など)があげられます。
むし歯も歯周病も放っておくと歯を失うことになってしまいます。
さらに近年、歯周病は「歯の健康」だけではなく、肥満、糖尿病、心筋梗塞、動脈硬化、認知症、胎児の低体重・早産、骨粗しょう症など全身のさまざまな病気に関わってきていることがわかってきています。
むし歯や歯周病の予防にはまず生活習慣(喫煙、睡眠不足、疲労、ストレス、食生活の乱れなど)の見直しが必要になります。
特に食生活ではバランスの良い食事をしっかり噛んで、おいしく食べることが重要になります。また、おやつの食べ方や甘いものの摂り方など歯の健康を守るために見直していく必要があります。
「食べることは生きること」であり、食べ物が体をつくります。今は様々な生活スタイルがあり、毎日バランスの良い食事を作るのは難しい方もいらっしゃいます。ただ、ちょっとした工夫で栄養バランスがよくなったりします。面倒だと思わず、生きる力の源である『食』を大切にして頂きたいと思います。
当院ではデンタルケアと並行して、管理栄養士の目線から患者様一人一人に合わせた食習慣を提案させて頂きます。また、口腔内の問題を抱えている患者様に少しでも口腔環境を改善して頂き、皆様の健康で豊かな生活のお手伝いをさせていただきたいと思っております。食事についてお困りのことがございましたらどうぞお気軽にお尋ねください。
リーフ歯科クリニック
管理栄養士 髙田